紫の牛を売れ! こんにちは。なおです。 少し古い(スマホがまだ登場する前の)ビジネス書に、『「紫の牛」を売れ!』というのがあります。 メッセージが明快で秀逸なので、紹介してみようかなと思い立ちました。 ちなみに、同書はもう普通には売ってなくて、プレミア価格がついてしまっています。買って読む必要はないので、紹介するシンプルなエッセンスだけモノにしてくださいね。 「紫の牛」とは? 同書を超訳すると、「とにかく、周りと全っ然違うことをせい!」です。 もう、タイトルの通りなんですけどね。 「紫の牛」がいたら目立つだろう?みんな見にくるだろう? ってことですよ。 ね?単純明快で気に入ったでしょう? 目立つかどうかというのは、「コントラスト」が全て。 白い羊の群れに、1匹いる黒い羊はとっても目立ちます。逆に、黒い羊の群れなら、1匹の白い羊はとても目立ちます。 「毛並みが良い」とか、 「足が速い」とか、 「角が立派」とか、 そういう比較優位の話じゃなくて、 「他とは比べようがないくらい違うっしょ?」ってな具合に、圧倒的な違いが欲しい。 同書の例に、「ピサの斜塔」が出てきます。...
12 days ago • 1 min read
業界の常識は、尊重してから疑おう。 こんにちは。なおです。 どんな業界にも、その業界のスタンダードなやり方というものがありますね。いわゆる「業界の常識」です。 あなたの作風にもあると思います。 刺繍なら刺繍の 革小物なら革小物の ミニチュアフードならミニチュアフードの 常識的なやり方があると思います。 その常識は、現時点での「正解」と言えるやり方ですから、敬意を払わねばなりません。初心者なら、まずは常識に沿ってお利口に始めるところからです。 しかし、ある程度の段階に達したら、その常識を疑わなければなりません。 このメルマガ読者は、最近作り始めた素人ではないでしょう。人様に売っているプロですから、もう常識を疑わなきゃいけない段階にいるのです。 身近な例を出して、ぜひあなた自身はどうか振り返ってもらえればと思います。 意識高い系ラーメン屋の陥る罠 ボクはラーメン好き。大学生の頃から食べ歩いていたので、かれこれ15年以上になります(まぁ、子供ができて外勤を辞めた頃から、ほぼ活動ストップしてますが)...
19 days ago • 1 min read
めっちゃ重要な記事を書きました。 こんにちは。なおです。 ここ最近は、細かいテクニックや、ネタみたいな記事が続きましたが、久しぶりにド本質の記事を書きました。 タイトルは『【超大事】ハンドメイド作品が満たさなければならない「欲求」の正体とは?』です。 全ては「欲求」である ブログをよく読んでくださっている方には耳タコだと思いますが、お客さんは、商品そのものを欲しがっているのではありません。 その商品がもたらしてくれる、人生や生活への「より良い変化」を欲しています。このより良い変化を、ビジネスの世界では「ベネフィット」と呼んでいます。 で、そのベネフィットとは何なのかと言えば、「人間の根源的な欲求を満たすこと」になるわけです。 「欲求」を満たすと判断されたモノを欲し、「欲求」を満たすとみなされたなかったモノはいらない。こういう話です。 反論のしようがないでしょう? 欲求から見えてくる本質 欲求の中身を理解すると、市場にあるさまざまな現象がよく理解できます。 なぜ、家が買えるほど高価な腕時計が存在するのか? なぜ、ダイハツとBMWは競合していないのか?...
26 days ago • 1 min read
あなたの才能はどこにある? こんにちは。なおです。 気になる見出しでしたね。「え?わたしの才能って...何だろう?」と🤔 『【結論、必要です】ハンドメイド作家に才能は必要なのか?』という記事でこの話に触れていますが、改めてそう思う出来事があったので、取り上げようと思いました。 事例はボク自身。自分の才能について語るので、客観的に書いても、ちょっと鼻につく表現があるかも。その辺はご容赦を🙇 先に言っておくと、あなたにも必ず才能は眠っています。そして十中八九、ボクとは違う才能だろうと思います。 才能ってこういうことじゃない? きっかけは、最近書いていた文章でのこと。 前回のメルマガ用に、「流れる時間をゆっくりにする方法」という小ネタを書いたところ...。思いがけず9,000字超に膨らんでしまって、記事にしてしまいました。 最近、「ビジネスにおける欲求」に関する記事の下書きをしていました(←めっちゃ良記事なのでお楽しみに!)。すると、2万3,000字も書いてしまいました。...
about 1 month ago • 1 min read
流れる時間をゆっくりにする方法とは? こんにちは。なおです。 胡散臭い見出しのメールを開いてしまいましたね笑 でもその通りの話です。 言葉を選ぶのですが、このメルマガの読者さんの多くは、すごく若くはないと思います(←なんて微妙な表現!)。要するに、10代や20代前半ではないだろうということです。 そうだとすると、感じますよね。 「今年は早かったなぁ」って。 ボクもしょっちゅうですよ。「あれ?今日は金曜?前の金曜って、一昨日くらいじゃなかったけ?🙄」って。 ジャネの法則 歳を重ねるごとに時間が過ぎるのが早く感じる現象は、「ジャネの法則」と呼ばれています。 5歳の子供にとって、1年は人生の5分の1。しかし、37歳にとっては、37分の1。(←これは、上の子とボクの年齢) こういう話、一度は聞いたことありますよね。そして、「そりゃそうだわな」と納得したのではないでしょうか。ボクもその1人です。 しかし、真実はちょっと違うんですね。 時間が早く過ぎ去るのは、歳を重ねるごとに、「予測可能な意思決定」が増えていき、反対に「予測できない意思決定」が減っていくからです。...
about 1 month ago • 1 min read
言い換えるだけで、こんなに変わる!? こんにちは。なおです。 言葉は面白いもので、ほとんど同じ意味を持つ言葉でも、それぞれのニュアンスには明確な違いが出ます。 非ネイティブだとあまり違いがわからないのですが、ネイティブ同士、つまり、「日本人と日本人が、日本語で意思疎通する」シーンでは、この細かな違いがよく表れます。 なかなかどうして、言葉の威力は侮れない。 今回の話を、ぜひワードセンスを磨くきっかけにしてもらえればと思います。 言葉の威力を知ろう コピーライティングの世界では伝説的な人物であるジョン・ケープルズは、 「repair(修理する)」を「fix(元通りにする)」に言い換えて、売上を20%引き上げたという逸話があります。 どちらも、大雑把に言えば「直す」という意味の単語。 しかし、「repair」は、より大掛かりなイメージで、ぶっ壊れたモノを修理するといった感じでしょうか。 一方の「fix」は、もっとカジュアルで、サッと修正するようなニュアンスを持っています。お手軽で、より深刻ではないイメージと言いましょうか。...
about 2 months ago • 1 min read
ハンドメイド作家は顔出しすべきなのか? こんにちは。なおです。 「顔出しした方が有利?」という話は、あなたも1度や2度は耳にしたことがあるでしょう。 この話は、もともとブログ内の複数箇所で触れていたのですが、文量が増えてきたので、独立した記事にまとめました。 結論を先に言ってしまうと、どっちでも良いです。 顔出しした方が有利ではあります。それは本当。 しかし、しなかったとて、不利になるという話でもなし。 顔出ししなくて売れている作家さんは、たっくさんいます。ちなみに、ウチの奥さんも顔出ししていませんし、今後も出す予定はありません。 ここに関しては、粗方他の発信者と同じような結論になってしまって、あまり面白みがないですね。 人の顔は記憶に残りやすい とはいえ、1つだけ知っておくと良い話があるので、記事から一部抜粋しましょう。 「顔はわかるのに、名前が思い出せない!」は、誰しも経験があるはず。 逆に言えば、人の顔は覚えやすいのです。 また、石ころや動物の顔の見分けはつかないのに、人の顔はほんの些細な違いも識別できますね。 「人の顔」は、特別に高い精度で処理されているということです。...
about 2 months ago • 1 min read
なぜかの名門ブランドは、歴史の藻屑と消えたのか? こんにちは。なおです。 新着記事のお知らせです♪ タイトルは、『シュリッツビールの栄光と凋落に学ぶブランドの本質』です。 ブランディングの教材として、とあるビールメーカーの栄枯盛衰の物語を取り上げました。 シュリッツビールって何? おそらく、「シュリッツビールなんて聞いたことないけど?」と思った人が多いと思います。ボクだって知りませんでしたよ。てか、ボク下戸ですし。 20世紀を代表する米国のビールブランドで、バドワイザー(こっちは知ってますよね)を擁するアンハイザーブッシュ社とデッドヒートを繰り広げていました。 しかし、つわものどもが夢の跡。現在では見る影もありません。かろうじて生産はしているようですが、もはや過去の名門ブランドの姿はどこにもありません。 なぜこのテーマを取り上げたのか? なぜボクがシュリッツビールの存在を知り、記事として取り上げたかのか? 著名な2つのビジネス書で、この歴史あるビールメーカーの事例が取り上げられているからです。 1つは「栄光」のケーススタディとして もう1つは、「凋落」のケーススタディとして...
2 months ago • 1 min read
やってみたいな五感ブランディング。 こんにちは。なおです。 ブログに書いてある記事は、「やったらプラスになる」と、ある程度確信を持っている内容だけを載せています。 ただ中には、確信までは行かず、試しに自分でやってみたいなと思う施策もあります。そういうのは、記事には載せていません。 が、「そんなゆるい話もしていいのが、このメルマガじゃなかったっけ?」と思ったので、こっそり書いてみようかと。 それが、表題の「五感ブランディング」です。 「ブランディング」を簡単に 本題の前に、ごく簡単に「ブランディング」についておさらいしましょう。 「ブランド」とは、お客さんが商品や会社に対して持つ「イメージ」のこと。 自社ブランドにふさわしいイメージを、狙ってお客さんに植え付ける活動の全てが、「ブランディング」に含まれます。 「ブランドロゴ」や「ブランドカラー」に限らず、お客さんは、どんな形であれブランドとの接触によって、何かしらの印象を持ちます。 お客さんとブランドの接点の印象をコントロールすることは、何であれ全てブランディングの範疇になります。 ブランドアセット...
2 months ago • 1 min read